用語一覧

打込鍵
「打込鍵」は、一般的には「打ち込み鍵」とも呼ばれドアや錠前の鍵の一種で鍵をドアや錠前に挿し込むことで施錠・解錠を行うタイプの鍵を指します。このタイプの鍵は、日常的に広く使われています。
打込鍵は、一般的には鍵穴に挿して回すことで施錠や解錠を行います。鍵の切り株（刃）が鍵穴のピンやディスクを正確に配置することでドアを施錠または解錠する仕組みです。
また、打込鍵は、デザインや機能によってさまざまなタイプがあります。一般的なものには、シリンダー錠、ディスクタンブラー錠、ワーファー錠などがあります。これらのタイプは、鍵穴の形状やピンの配置などが異なり、それぞれ特定の鍵で解錠される仕組みとなっています。
打込鍵は、ドア、窓、ロッカー、自動車などさまざまな場所で使われており使い勝手やセキュリティを考慮して選択されます。



打ち破り
カギを打ち破る行為をいいます。カギやセキュリティを打破して不正に施錠されたものを開けることを指します。これは、不正侵入や盗難などの犯罪行為を示唆する表現となります。
例えば、不正侵入者が鍵を壊したり、ピッキング技術を用いたりして施錠された場所に不法侵入する行為を指します。
または、セキュリティ対策の弱点を指摘する意味でセキュリティに穴や弱点があることを指摘する表現としても用いられることがあります。これは、セキュリティの専門家や監査を行う者がセキュリティの脆弱性を発見して改善を促す際に使う表現です。
例えば、ある施設のセキュリティが脆弱であると指摘して、その弱点を「打ち破り」たいという意味で使われることがあります。目的は、セキュリティを強化して不正侵入や被害を防ぐことです。



卯鍵
「卯鍵（うねびき）」は、日本で古くから使用されてきた鍵の一種で木製の戸や引き戸の施錠に用いられる伝統的な鍵の形状です。卯鍵は、鍵の刃が湾曲した形状をしており、これが卯のような形に似ていることから「卯鍵」と呼ばれています。
卯鍵の特徴や用途は以下の通りです。
●形状と構造
卯鍵は、一般的に木製の戸や引き戸に適した形状であり鍵の刃が湾曲した半円状をしています。この特徴的な形状が施錠に適しています。
●古くからの伝統的な鍵
卯鍵は、日本の伝統的な建造物や民家で古くから使用されてきました。和風の建物や歴史的な場所で見られることが多いです。
●施錠方法
卯鍵は、施錠する際に鍵穴に挿入して鍵を回すことで施錠や解錠を行います。刃の湾曲した形状が鍵穴に適合するため戸がしっかりと施錠されます。

近年では、近代的な鍵や錠前が普及しているため卯鍵の使用は減少していますが伝統的な建築や歴史的な場所では、卯鍵が保存・展示されていることがあります。